大人矯正ろぐ

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[矯正日記1-3]大人の歯抜け。処置の種類とメリット・デメリット。

こんにちは。 

前回の記事で、大人乳歯が折れて歯抜け状態になったことを書きました。

今回はその歯抜けに対してどのような処置が可能かを挙げ、メリット・デメリットを確認していきます。前回も少し書きましたが、今回はもう少し詳しく自分の印象も含めながら書いていきます。

 

処置の種類は、一般歯科、口腔外科、矯正歯科など4つの歯医者で診てもらった末に挙げたものです。

処置の種類

私の場合、上顎に犬歯が埋まっている状態なので、処置で邪魔になる場合には取り除く必要があります。

処置の候補は5つです。

  • 放置
  • 矯正で埋伏歯を引っ張り出す
  • 手術で埋伏歯を除去し、矯正でスペースを広げてインプラント
  • 埋伏歯はそのままで、左右の歯を削ってブリッジ
  • 埋伏歯はそのままで、部分入れ歯を作る

埋伏歯はやはり厄介者です。

処置がひと手間増えます。

それぞれのメリットとデメリット

各特徴を見ていきます。

放置

処置ではないが一つの選択肢として含めた。

メリット:

・手間や費用がかからない。

デメリット:

・すきっ歯になったり、歯抜け部分と反対の歯がどんどん伸びて歯並びが悪くなる。

印象:

乳歯が折れてすでに歯並びが悪くなってきているため、この選択はすべきでないのかもしれない。

 

矯正

埋伏歯にワイヤーを取り付けて引っ張り出し、さらに埋伏歯が入るスペースを矯正で確保。

メリット:

・本来あるべき歯を使用することができ、歯並びがきれいになる。

・健康な歯を大幅に削る必要がない。

デメリット:

・保険外診療のため高額(100万円くらい)。

・2年以上矯正器具を付ける必要があり、人と会う時に見た目が気になる。

・矯正による痛みや、器具による口内炎が生じる可能性がある。

印象:

費用が高額。

健康な歯を大幅に削る必要がない点や自分の歯を使える点は良い。 

 

インプラント

矯正によってスペースが確保されてからインプラントの処置を行う。

メリット:

・見た目がよく自然な仕上がりになる。

・本来の歯に近い感覚で噛むことができる。

・取り外しなどの手間がない。 

デメリット:

・保険外診療のため高額(1本25万円くらいから)

・健康状態や身体的な変化によって骨との結合が弱くなる場合がある。

印象:

こちらも費用が高額だが、本来の歯のような見た目になるのはいい。

埋伏歯の除去のための手術が必要になり、痛みや食事が不安。

 

ブリッジ

両脇の歯を削ってその上に人口の歯を被せる。

メリット:

・見た目の違和感が少ない。

・保険が使えて安価で行える(奥歯は銀色で9000円、前歯は白色で1万5000円)

デメリット:

・健康の歯を大幅に削らなければいけない。

・手入れや装着状況で寿命が変わる(平均7年ほど。長いと40年近くもつ) 

 印象:

ブリッジ部分が完成すれば処置完了ですので早く治すことができる。

しかし、大幅に健康な歯を削らなければいけない点や、一生モノではない点はネックになる。

 

部分入れ歯 

歯抜け部分の義歯を作って、両端の歯に金具(クラスプ)で固定する方法。

メリット:

・保険適用の入れ歯であれば費用が1万円程度で安価。

デメリット:

・金具が見える可能性がある。

・ケアが不十分だと口臭や虫歯、歯周病の原因となる。

印象:

入れ歯を作るだけなので年単位の時間はかからないため楽。

見た目や取り付け時の違和感、日々のケアが面倒そう。

 

矯正を選択

専門が異なる歯医者で話を聞き、それぞれのメリット、デメリットを考えた結果『矯正』を行うことにしました。

 

最大の理由は埋まっている永久歯や、すでにある健康な歯をそのまま生かした処置である点です。

インプラントでの埋伏歯除去やブリッジで歯を削ってしまうということは、もったいない気がしました。処置後の見た目が自然であることや、ケアの手間の少なさも理由の一つです。

 

数年間ワイヤーが口の中にあり続けることは辛いですが、この機会にしっかり治してしまおうと思います。

まとめ

歯抜けに対する処置の種類と特徴を書いてきました。

放置、矯正、インプラント、ブリッジ、入れ歯を挙げましたが、もとある歯を生かしたいと考え今後矯正を行っていく予定です。

 

矯正は処置期間が3〜4年と言われ、当分の間辛抱しなければいけませんが気長に頑張ります。歯抜けの処置が気になる方の参考になればと思います。