こんにちは。
上顎に永久歯が埋まっており、その歯を引っ張るための処置を行っています。
今回は最もやりたくなかった手術(上顎の開窓)の話です。今でも思い出すといやーな口の感覚がよみがえります。
現状の状態
現在、埋伏歯を引っ張るための器具が上顎にアーチ状に架かっています。
下の写真は上顎を下から撮影した写真ですが、どうやら黄色矢印の部分に永久歯が埋まっているようです。左右の奥歯で連結されている針金が、埋伏歯を引っ張るための器具全体です。
埋まっている歯をレントゲンで見せてもいましたが結構大きかったですね。こんな歯をどうやって外に出してくるのかと、素人には想像も付きませんでしたが口腔外科にて一度切り開き引っ張る準備をするようです。
具体的には埋まっている歯の表面にボタンのような小さな器具を接着し、そこに付いた細い糸を引っ張ることで徐々に動かしていくとのこと。
今回の処置は口腔外科で、通っている矯正歯科とは異なるためそれぞれ連携が取れたタイミングでの開始となりました。矯正歯科で紹介状を書いてもらって、口腔外科での診断という流れを踏みました。
いざ、開窓。
麻酔は非常に痛かった
初めて歯茎に麻酔をかけるんですが、もう二度とやりたくないという感覚でした。
インフルエンザや採血などで腕に針を刺されることは何度もありますが、それとは比較にならないほど痛かったです。
刺されたのは4箇所。それぞれがグリグリえぐられているような感じでした。
口の中なのでどのように打っているのかは不明ですが、とにかくプスッと刺して終わるのではなく結構奥の方まで刺された気がします。
注射自体大きめで針も太かったというのもあるかもしれません。
もがきながらも何とか麻酔終了。
数分後に打ったところが冷んやりしてきて、感覚がない状態になります。
この麻酔だけでも気が滅入りました。
開窓も嫌な感覚
麻酔が効いてきて、いよいよ開窓となりました。
このときは顔を覆う紙が載せられていたので、周りの状況はわかりません。口にもプラスチックの押さえが取り付けられて、あとはされるがままの状態です。
開窓はスーっとメスを使って開くものと思っていました。
ところが、、、頭が揺れるほどの力が込められていたようで、のこぎりでギコギコやられているような感覚だったんです。
「力入れ過ぎて余計なところまで切っちゃったりしないよな」と本当に不安でした。
5分くらいやっていたのでしょうか。もしかしたらもっと短い時間だったのかもしれません。その後埋伏歯が顔を出したようで、器具(5mmほどのボタンのようなもの)の取り付けが始まりました。どうやら接着していたようです。
あとは切り口の縫合が行われ終了となりました。
切った場所はどんな感じ?
下の写真が処置終了時の写真です。
てっきり覆っている余分な肉が除去されると思っていたんですが、切った部分はまた元のように戻されました。なので、直接埋まっている歯を見ることはできていません。
なかなか痛々しいです。黒い糸で縫い付けられています。
麻酔が切れるとヒリヒリ痛みましたし、半日間くらいは血が出ていました。
痛み止めによって食事は問題なく食べられましたが、歯磨きの際に刺激となって結構血が出てしまったこともありました。
処方された抗生物質と痛み止めは3日くらい飲んだでしょうか、それ以降は痛みや出血は気にならなくなりました。
残存歯根も除去
どうやら乳犬歯が生えていた部分(数か月前まで残っていたが、折れて取れた)には歯根がまだ残っているとのことで、除去することになりました。
実はこの歯根除去は埋伏歯の開窓と同時に行われる予定だったのですが、忘れたのか連絡不足なのか知りませんが、窓開のときには行われなかったんですよね。
なのでまた麻酔です。。。
ただ今回は前回よりも注射器が小さく、針も細かったように感じましたし、あまり痛くなかったです。
こうして外科的な処置が完了となりました。
まとめ
埋伏歯部分の開窓について書きました。
思うのは「もうやりたくない」ということです。麻酔も耐え難い痛みがありましたし、開窓もノコギリでギコギコやられているような感覚は思い出すだけで嫌な気持ちになります。
埋伏歯を牽引するボタンは付けられたので、あとはアーチ状の器具と接続し引っ張っていきます。
一つポイントとなる処置が完了したという感じです。
開窓部分の経過については今後紹介していきます。