こんにちは。
大人の矯正ってすごくためらってしまいますよね。
辛いことが多いし、そもそもあまり大人の矯正って見かけないし。。。
私は30歳間近で開始しましたがとても迷いました。
目立つしお金もかかる。100万円あったら何ができるかって、相当色々できますね。
でも妻から「見苦しい」的なことを言われ仕方なく開始。。。
最初は器具が邪魔すぎて非常に後悔していましたが、今は(まだ治療中の身ですが)全く後悔はしていません。器具にも慣れ、見た目も気にならなくなっています。
むしろ矯正しなかったら、かなりのすきっ歯状態でそちらが辛くなっていたと思います。
こんな感じですきっ歯が治っています。
迷いの理由は様々かと思いますが、今回はためらう理由や心配事に対するアドバイスをまとめました。
私は現在も治療中ですが「やってよかった」と感じています。ためらっている人の背中を少しでも押せたらなと思います。
矯正なぜやらない?
1,辛いことが多い
歯列矯正はネガティブなことが多すぎます。
- 治療費が高額(80万以上)
- 治療期間が2年から3年
- 毎月歯医者に通わなければいけない
- 歯に痛みが生じる
- 見た目が悪くなる
主なものを5つ挙げましたが、ケアの手間や唇への傷・口内炎の症状など細かいことまで含めればまだまだあります。
通院、痛み、見た目に関しては治療が終わるまで付きまとうものです。
職業や生活習慣によってネガティブ具合は変わってきますが、人と接する職種の方は「治療中の見た目」は特に気にする項目ですね。
また矯正の効果は、開始から2,3ヶ月で部分的に歯並びが変わってくるのでそれを実感することができます。しかし、部分的に良くなったからといって器具が外れたり、目立たなくなったりということはありません。
たとえ効果が出てきたとしても、全体の歯並びがよくなるまで歯にワイヤーを通しておかなければいけない点は辛いですね。
2,大人の矯正治療者が少ない
大人の矯正がもっと普及すれば治療に踏み切りやすと思います。
私の周りで矯正を行っている人は1名だけです。周囲の人の矯正に対する印象としてはどうしても「珍しい」というものではないでしょうか。
「珍しい」=「目立ちそう」となって、一層ネガティブなイメージを持ってしまう点もなかなか踏み出せない理由の一つかと思います。
年齢別の人数の明確なデータはありませんが、ここのサイトに20代で矯正を始めた人のデータが載っていました。割合は徐々に増えているようです。
30代以上のデータは不明ですが、歯への意識が変わって大人の矯正が増えると開始しやすいですね。
3,矯正をしなくても生活できる
矯正治療は審美目的であれば、「絶対に行う必要」はありません。治療をしなくても生活はできてしまいます。
私も矯正を考えた時には「放置」も選択肢にありました。
結局、「数年後にさらに歯並びが悪くなりそう」ということで実施に踏み切ることができましたが、やるべき明確な理由がないと優先順位が下がってしまうのも当然です。
生活に支障が出るほどの歯並びで緊急性のある場合以外は、最初に書いたようなネガティブ項目が多いだけに「いつかやろう」になってしまうと思います。
歯列矯正に対する心配事
①今の年齢では勇気がいる(見た目)
矯正治療は10代が多いですね。そのため年齢が上の人ほど「この年齢で矯正なんて」と諦めてしまうことも多いと思います。
私は30歳間近で開始しましたがワイヤーが目立ってしまうことを非常に気にしました。最初はマスクをしたり、極力笑わなかったり。。。陰で何か言われたら嫌なんで、直接「矯正しているんだね」って言ってもらえると楽だったりもします。
ただ半年もすると、、、(矯正を忘れているわけではありませんが)気にならなくなります。
たぶん、相手は私の矯正のことなど大して気にしていません笑
こちらも迷惑をかけているわけではないですしね。
最初は当然気になりますが大丈夫です。気持ちが自然と慣れてきます。
②痛みが心配
残念ながらこれは我慢するしかありません。。。
歯が動いてくると歯と歯茎の間で炎症が起きて痛みが出てきます。
ただ痛みが出ているのは2,3日程度です。この間は最悪の場合「何もしてなくても痛む」ということもありえますが、数日過ぎてしまえば普段通り生活できます。
また、痛みがあるときには歯が動いている証拠です。3ヵ月もすると明らかに歯並びが変わってきて、きっと喜びを感じることができるはずです。
痛みはワイヤーの太さや、調整のやり方にもよります。調整後全く痛まない時もありました。辛い時には痛み止めを飲むという選択もあるので開始前から構えておく必要は無いかもしれません。
③副作用が心配
「歯の矯正をすると他のところに影響する場合があるのではないか」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。個人差はありますが、実際に起こり得ます。
例えば、矯正中は口内ケアに注意が必要です。食べかすが残りがちになりますので、食事後のブラッシングをしっかり行わないと歯の状態が悪くなってしまいます。
また経験者からは「ほうれい線ができた」という声もあります。矯正中は頬の筋肉が衰えがちになるので、マッサージや筋肉を意識した笑顔作りをしないと影響が出る場合があります。
④歯科医と相性が心配
すでに歯医者で矯正を相談してみた方で「相性が悪い」「行きにくい」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
もしその場合には再度別の歯医者を探すことをお勧めします。
矯正は期間がとても長い治療です。 歯科医が原因で「途中で嫌になった」ということ避けたいものです。
こちらの話を聞いてくれるとか、しっかりと説明してくれるとか、無理に治療を進めようとしないかなどしっかり判断しましょう。それ以外にも通いやすさや院内の清潔感、プライバシーなども考慮するといいと思います。
また患者の年齢層も病院によっては偏っている場合があります。「子供ばかりの歯医者」だとちょっと行きにくいですよね。
長く付き合えて信頼できる歯医者に治療をお願いしましょう。
⑤期間内に終わるか心配
就職活動や結婚式など自身のイベントに向けて治療を行う人も多いようです。
イベントまでに終わらせたいと思っても、開始前に矯正期間を判断するのは困難です。
実際には歯の動きが悪かったり予定通りに治療が終わらなかったりします。患者自身も通えない時期あって終了が遅くなる場合もあると思います。
イベントまでに終わらなかった時に途中でやめてしまうのはとても勿体無いですね。
一時的に器具を外すのも可能でしょうが、その間歯並びは元に戻ろうとするので矯正期間は延びる一方です。あとは、もしかしたら外した時の快感から二度と付けられなくなるかもしれません。。。
早めに治療を開始して余裕を持っておく必要があります。
先延ばしでは開始できない
心配事があって踏み切れない人もいれば、タイミングを見計らいすぎて開始できないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
開始しようと思っても、今月は久しい友達と会うし来月は結婚式に呼ばれているし、、、などついつい矯正治療のタイミングが先延ばしになってしまいがちです。
私もそうなりかけました。
でもこの先延ばしってエンドレスなんですよね。。。何かと理由にしてしまいます。
社会人となると時間的に矯正を行えるタイミングは限られています。出張、転勤、結婚、出産、育児、引っ越しなど仕事や人生のイベントが盛りだくさんです。
先延ばししてしまうと開始できないままになってしまいますので、単純に「通えそう」と思えるタイミングで開始してしまった方が絶対いいです。
そしたらあとは治療を進めていくだけです。
まとめ
矯正前に感じる可能性がある5つの心配事とそのアドバイスをまとめました。
矯正治療はネガティブなことが多く、最初の一歩がなかなか踏み出せない場合が多いと思います。タイミングも迷います。
心配の理由は様々だと思いますが、始めて3ヶ月もすれば治療や器具、通院など多くのことに慣れてきます。矯正は高額な治療費なので「無駄にはできない」という思いで継続できたりもするはずです。
歯は一生モノなので、是非治療への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。