こんにちは。
矯正を順調に進められていたとしても避けられないのがブラケットやワイヤー、それからゴムの外れです。
ブラケットは長期間にわたり付けっぱなしなので外れてしまうのは仕方ないことかとは思いますが、食べ物が食べにくくなったり再診療が必要になったりするので極力避けたいものですね。
万が一外れた場合にはどのように対処すればいいのでしょうか。
私は過去に何度か器具が外れてしまったことがありました。
突然外れるので焦ります。。。
今回は、矯正装置が外れてしまった際の対処方法について、実際の私の状況や歯医者で言われたことなどを交えながら紹介していきます。
外れないための対策も最後に載せておくので、よかったら参考にしてみてください。
外れた時の私の状況
私は1年ほど前から矯正を行なっていますが、これまでにブラケット外れが2回、輪ゴム外れが1回起きています。
ブラケットは2回とも奥歯が外れました。
歯の表面に接着剤で付いているだけなので、力が加われば簡単に取れてしまいます。
輪ゴムというのはワイヤーを保持するためにブラケットに取り付けられる白いゴムです。
普通は滅多に取れないと思いますが、ブラケットを加工してたりワイヤーを巻き付けていたりすると外れやすくなります。
私の輪ゴムもブラケットを削って他の歯に当たらないようにしていた箇所で外れました。
どんなタイミングで外れたかというと全て食事中のとき。
食べ物を大きいサイズのまま口に入れたり、硬い食べ物を急いで食べてしまったことが原因だと思います。
注意できたはずですが、矯正に慣れて慎重さが欠けていたんでしょうね。
ブラケットが外れた瞬間は突然口の中に鉄の塊が出てくるので、結構驚きます。
2回ともブラケットはワイヤーに繋がれた状態で、飲み込んでしまうことはありませんでした。
通常ブラケットはゴムで保持されていますし、奥歯でもワイヤーの先端に折り返しが付いたり保護材が付いているのですぐに落下することはほとんどありません。
ただ、違和感はすぐに現れます。
まずは歯科医院に連絡
外れた時に何をすべきか。まずは歯科医院への連絡しましょう。
私が電話したときには「器具は残っているか」という事を聞かれました。そして再治療の日にちを決めることになりました。
このとき器具外れの場合は急患としての対応とのことで、当日に希望通りの時間で予約ができました。
ちなみにこの時の料金はゼロ。これは歯医者によるかもしれませんね。。。
器具が取れた状態では食事が大変になるので、早めに処置をしてもらったほうがいいと思います。
外れた時の注意
「外れたかもしれない」と思ったらその器具の状態を確認してみて下さい。
ポイントはブラケットがワイヤーに繋がれて残っているか、器具が口の中を傷つけるような状態になっていないかという点です。
通常はブラケットにワイヤーが通されているので飲み込んでしまうことは少ないと思いますが、万が一そうなった場合に怖いのが気管に入ってしまう「誤嚥」です。ほとんどの場合が胃の中に落ちる「誤飲」で済みますが、息苦しいと感じたら周囲の助けが必要になるので注意が必要です。
こちらのサイトに対応等が載っているので見ておくといいかもしれません。
「飲み込んでしまっていないか」、「息苦しくないか」、「器具で口を傷つけてしまう状態になっていないか」を確認しましょう。
ワイヤーは切ってもOK?
器具が外れた状態での食事はとても大変です。
極力早めに処置をしてもらうのがベストですが都合でそうもいかない場合もあります。歯科医院が休診の場合だってありますからね。
ということで、歯科医に「外れた時はニッパーでワイヤーを切ってもいいか」と聞いてみました。
すると「辛いなら構わない」という回答。「爪切りでも切りやすいよ」ともアドバイスされました。
再治療まで時間がかかってしまうなら切ってしまうのも手かもしれません。
もし先に歯科医院に連絡が取れる時には確認してみてからの方がいいかもしれませんね。
器具外れを防止するには?
ブラケットは接着剤で付けられているため、力の方向や力の大きさによっては簡単に外れてしまいます。外れるタイミングというのはほとんどが食事のときでしょう。
食事の際の注意点をまとめました。
極力小さくして食べる
大きなものを歯で噛み切ったり砕いたりしようとすると器具に触れる可能性が高くなります。極力小さくしてから口にするようにしましょう。
硬いものは慎重に
硬いものを噛んだ時にブラケットに触れると力のかけ具合によっては簡単に外れてしまいます。硬い食べ物でも無意識に噛み砕こうとせず、小さく顎を動かしたり歯に当たる位置を意識しながら食べるようにしましょう。
大量に口にしない
多くの物を口にすればするほど食べ物が器具に触れてしまいます。その中に硬いものが含まれていれば器具への負荷となってしまいますので注意しましょう。
急がない
ついつい急いで食べようとすると、大量に口に含んで顎を大きく動かしがちです。時間がないときには、柔らかい食材を使った食事にしましょう。
器具の違和感は歯科医に報告
器具が外れても普段の生活に支障が無ければ、それを修正しに行くことはないと思います。ただそのような場合でも、次回の調整の際には器具が外れたことや違和感を歯科医や衛生士に報告しましょう。
というのも外れにくくする対策を打ってくれる場合があるためです。
私がゴム外れの時にはゴムの代わりに糸のようなもので固定してもらえました。もともと外れやすかった場所だったようです。
気になった点は些細なことでも伝えるようにするといいかもしれませんね。
まとめ
器具が外れた時の状況と器具外れを防ぐためのポイントを紹介しました。
外れた時に我慢できなければワイヤーを切ってしまうのも手です。
歯に接着している以上、器具外れを完全に無くすことはできませが、食事中の意識や食べ方を変えるだけでそれを防ぎやすくなります。特に「急がない」、「硬い食べ物は慎重に食べる」ということを意識しておきましょう。
器具が外れてしまえば、食事しにくいですし再治療がとても面倒です。できるだけ器具に負荷がかからないように意識しながら生活できるといいですね。