こんにちは。
歯の矯正を開始して2年半ほど経過しましたが、先日からゴムかけが始まりました。
食事の際には取外し、歯磨き後にまた付けるというものなので患者にとってはとても面倒な作業のひとつです。慣れるまでに時間がかかりますし、口を開けた時に目立つので「やりたくないなー」とか「面倒だなー」って気持ちになってしまいます。
でもこのゴムかけはさぼると良いことが全くないんですよね。
治療期間が延びて費用が膨らむ可能性があるのがその理由…。
矯正中の人であれば誰もが「早く治療を終わらせたい」と思うはず。
是非頑張ってゴムかけを行ないたいものです。
でもこのゴムかけどれほどの効果があるんでしょうね。一体なんのために行うのか。
そんなゴムかけについてまとめました。
ゴムかけは何のため?
「頑張ってゴムかけしていきましょう」と言われても、目的がわからないままではやる気が出ません。
このゴムは『顎間ゴム』や『エラスティックゴム』と呼ばれ、”上下の噛み合わせ”や”上下の中心のズレ”を治していくものです。
矯正が進むと上下の歯それぞれの並びはとてもキレイに揃ってくると思いますが、場合によっては上下の位置がズレた状態になったりするのでそれをこのゴムで調整していきます。
交換しながら使用
矯正用のこのゴムは使い捨てです。
ずっと使い続けていると唾液などによってゴムの力が失われてしまうので、1日1回以上交換する必要があります。無くなれば歯医者で無料でもらえますので、勿体無いと思わずに新しいものを使いましょう。
ゴムの大きさや太さは数種類あるようですが、私は下の写真のようなものをもらいました。
この5mmほどのゴムを上下の歯に取り付けて互いに引っ張り合わせ、全体の歯の位置をずらしていきます。
歯医者では、「食事中」、「歯磨き中」、「重要な会話をする時」以外は付けておいてくださいと言われました。
「重要な会話」って何だ???って思いましたが、おそらくお見合いなどの恋愛絡みかなと勝手に思っています。
いづれにせよ、基本的にはずっと付けたままになりますね。
私のゴムかけ
私は30代直前で歯列矯正を始めましたが、開始から1年半経過し次のステップとしてゴムかけが始まりました。
下の写真のように行っています。
下の歯を左方向に動かすために左上の奥歯と左下3番を結び、さらに右下奥歯と右上3番を結んでいます。
片方は口を大きく開けると白いゴムが見えてしまうので笑うのは控えめな状態です。このゴムかけによる痛みはいまのところありませんので辛いという事はありませんが、とにかく面倒です。
注意したいのがゴムを引っかける場所です。矯正の器具は突起がたくさんあるので色んな場所に引っかけられてしまいます。場所が違えば効果も変わってきてしまうので、歯医者で処置してもらった場所を忘れないようにしましょう。
ゴムかけを忘れたらどうなる?
食事や歯磨きの時に外してそのまま付けを忘れてしまう事ってあると思います。
忘れた場合はどんな影響があるのでしょうか。
まず大きく影響するのが治療期間。ゴムを付けなければ歯に力は加わりませんので、その状態が長く続けば治療は一向に進みません。治療期間が延びれば支払う治療費も多くなってしまうので、無駄な出費が増えてしまいます。
それから歯並びや噛み合わせに影響します。ゴムかけ前提でワイヤー調整をしているので、ゴムの力が無くなると想定した方向に歯が動きません。
悪いことばかりなので忘れないようにしたいですね。
例え忘れたからと言って、それを挽回しようと勝手にゴムを2重にしたり、違う場所に引っ掛けて引っ張る力を強めてはいけません。
歯医者では適切なゴムと位置を選択しているので指示された通りに使用しましょう。
忘れないために
付け忘れ防止のために何か良い方法はあるでしょうか。実際に効果ありそうだなと思ったものを紹介しておきます。
①習慣づける
矯正実施者であれば食事の後は必ず歯を磨いていると思います。私は歯磨きにおいてはブラッシングの後に歯間ブラシを行っていますが、そのあとはゴムかけというように3つの過程を踏むようにしています。
これが習慣になると自然にゴムかけに意識が向くので忘れることを防げます。
②目に付く場所に置く
外した輪ゴムってどこに置いていますか。日常的によくいる場所であったり、頻繁に手に取るものの近くに置くと忘れ防止になります。
例えばいつもPCに向かい合っている人ならそのデスクの上だとか、あるいはよく飲み物を飲む人ならマグカップの近くだとかです。目に入ってくればゴムかけを忘れたことにすぐ気付くことができますね。
③時々口の中を舌で触れる
私はふとした瞬間に舌でゴムを触るということをしています。というかいつの間にか癖になっていました。この癖のお蔭でゴムが無いことにすぐに気付けるようになっています。
④輪ゴムを持ち歩く
意識の改善です。輪ゴムを持ち歩くことによって若干の意識は変わるかもしれません。
私は忘れても出先で付けられるように持ち歩いていますが、ふとした時に目に付けば「付け忘れていないよな?」と自問できる機会に繋がります。
まとめ
ゴムかけについてまとめ、忘れ防止のための4つの方法を紹介しました。
怠ると期間が延びるだけでなく費用や噛み合わせにも影響しますので忘れずに行わなければいけません。
口の中でゴムが目立つ場合がありますが、こればかりは一時的な治療だから仕方がないと割り切るしかないですね。
治療を早く終わらせるためにも忘れずにゴムかけをしていくしかなさそうです。